4月に入った。
新学期である。1日から5日まで、社会教育・生涯学習関連の日韓ジョイントセミナーへ参加。場所は、韓国の東海岸部のカンヌン(江陵)市であった。4日に、ソウルに移動して5日に帰国した。濃密な、時間を過ごしてきたといえる。
日誌風に簡単なメモを記しておこう。
4月1日(木)
新装なった新千歳空港の国際線ターミナルからインチョン(仁川)空港へ出発。ほぼ予定通りにソウルインチョン空港着。都市間高速バスの時刻表を見て、18時発のバスでカンヌン市へ向かう。江原道の3大都市の一つである。今回は、訪韓8度目になるが、東海岸に行くのは初めてである。同市情報への関連記事は、以下を参照されたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E9%99%B5%E5%B8%82
http://www.gangneung.go.kr/japanese/main.jsp
ソウルからは鉄道では6時間半かかり、大変であったが、今は、高速道路網の整備で、車ではソウルから3時間ほどである。今回は、インチョン空港からであったので、4時間かかった。
Sさん、SMさんと往路は一緒であった。
10時過ぎにカンヌンバスセンターに着き、タクシーで会場のカンヌン現代(HYUNDAI)ホテルに向かう。立派なホテルである。韓国側の今回の準備設営に尽力された、チェドンミンさんがバスセンターで待っていてくださったらしいが、バスの中からの電話では、彼が運転中でつながらず、一足先にホテル着であった。バスの中では、ヤンビョンチャンさんが電話を寄こされた。ホテルにチェックインした後で、チェドンミンさんの到着を待ち、その後遅い夕食を取りに行く。ここには、翌日の報告者のキムキョンヒさんも参加された。
海鮮鍋の食事、魚が新鮮で美味であった。
食事後、ホテル地下のカフェバーでワインを飲み歓談する。バーからは、砂浜に寄せる波と潮騒が聞こえる。夜も遅くなり、この日はそれぞれの部屋に引き上げた。
4月2日(金)
ホテルの部屋からの日本海(東海)の眺め。夜明けの光景が望めた。
身支度後、朝食をとりに行く。我々は、チェドンミンさんの車に乗り、キムキョンヒさんの車には、彼女の指導している院生たちが4人乗り込んだ。この2台で、近くの豆腐料理の店へ行く。この地は、純豆腐の産地としても有名とのこと。
朝食後は、午前は時間が少しあるとのことで、他のホテルに、ローレンス・ツイさんを迎えに行く。彼は、マカオから観光客を引率しその仕事を終え、我々のセミナに合流するのである。東アジア成人教育会議協議会会長である。ローレンスの泊まっているホテルは、客船の形をしたユニークなもので、岬に突きだしている。車での移動中は、1996年の北朝鮮からの侵入してきた特別工作員たち(山中に潜伏した彼らは、韓国軍によって一人を残し全員が射殺された)が乗っていた潜水艦の展示がされている統一公園が望めた。このあたりの海岸線は、ずっと有刺鉄条網で囲まれ、至るところに軍の監視所が見える。この辺の雰囲気は、臨戦態勢にある韓国の一面を示している。
ローレンスを迎えて、途中展望の良いところに出てからホテルに戻る。
2つの高速道路が南北を走っている。太白山脈が東西を分けるように存在している。
さて、午後からは、正式のセミナーの開始である。
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