君が代起立強制条例(「大阪府の施設における国旗の掲載及び教職員による国家の斉唱に関する条例」)が大阪府橋下知事・大阪維新の会によって提出され、議会で単独過半数で可決された。(6月3日)
5月30日には、君が代起立の職務命令が「慣例的儀礼」であり、憲法19条に違反しないとの最高裁判決(第二小法廷、須藤正彦裁判長)が出された。
続いて6月6日にも、最高裁第1小廷(白木勇裁判長)は、君が代起立にかんする職務命令を「合憲」との判断を示した。(一人は反対の少数意見)
これらに関する報道や評価には、賛否が当然伴うが、冷静に考えれば、これら一連の動きは、基本的人権、民主主義の土台に対する不気味な挑戦(憲法19条、23条、26条に関する,思想良心の自由、教育の自由に対しての侵犯事象)と言わざるをえないし、危惧を感じざるを得ないというのが僕の判断だ。詳細にわたる僕の判断論旨の展開は、別の場でおこなうこととして、ここでは以上にとどめておきたい。
関連する報道や、見解は下記を参照されたい。
君が代斉唱不起立 最高裁判決記事 2011.5.31 毎日新聞をダウンロード 最高裁判決に関する毎日新聞記事
最高裁判決 2011.6.6 読売記事をダウンロード 6.6判決に関する読売新聞記事
公立校の教職員に君が代の起立斉唱を義務づける全国初の条例案が3日をダウンロード 朝日新聞記事
君が代起立条例学校をゆがめる人権軽視2011年6月6日 琉球新報社説をダウンロード
上記は、琉球新報社説
Isinjyourei_zenbunnをダウンロード 条例全文
日弁連会長声明 大阪君が代条例をダウンロード 日弁連会長 宇都宮健児氏声明
Ben_seimei大阪弁護士会会長をダウンロード 大阪弁護士会会長 中本和洋氏声明
条例化反対アピール(本文)をダウンロード 市民団体(「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪 )反対アピール
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hotline-osk/kiritu-zyourei-seimei.html 上記賛同者
備忘録
5月30日(月)
午前は学部講義、この日は学生のグループごとのプレゼン。よく調べてくれている。
午後は、決裁案件。夕刻からは、文系の部局長会議。2件についての共同討議。
それを終えてから、科研費の英国調査結果に関しての研究会。僕とM君の2つの報告と、それを受けての討議。これからの方向性を確認する。
5月31日(火)
家人の用件との兼ね合いで、火曜日は毎週、朝早く起きて、家事その他多くのことをするが、やはり大学に出向く時間はあまり早いわけではない。大学では、9時半頃から、事務案件をこなす。相談事が2件あり、この日も弁当を作ってきたが、そのランチをとる時間がない。午後は、続けて2つの講義。終了後、遅い昼食をとる。
夕刻過ぎに、疲労もあって大学を出る。5月は、スポーツジムには結局1回しか行けなかった。
6月1日(水)
ついに6月に突入だ。午前は、大学院ゼミ。
午後は、4部局共通の課題の研究業務の会議。K先生が司会進行役。方向性の確認とともに、クリアすべき課題も確認した。その後、決裁処理。
夕刻は、歯医者に寄る。
6月2日(木)
開学記念日だが、特別な行事はない。この日から、大学祭が始まって、大学のハイストリートは、全学教育課程(教養)の学生たちやサークル、県人会、留学生の各国の出店が所狭しと並んでいる。
午後、院生のJさんの研究指導。終わってからは、事務決裁処理。あわただしい。
その後今週末の学会時の科研費調査の打ち合わせで、Sさんが来室。基本的な確認を行う。
夕刻大学を出て、夏用の着衣をつくるためになじみのテイラーに寄る。その後、「子ども 教育文化道民の会」の事務局・世話人会議があり、市内中心部にある会場に急ぐ。多くの案件討議があり、9時過ぎに散会。
6月3日(金)
会議の一つが流れたが大学に行く。大学祭で、部局1年生のクラスが出している店に昼食時に出向くが、焼き鳥やソーセージの焼き具合が時間がかかるようで、カンパだけを少額置いてくる。部局に戻る途中、中央食堂に寄り、普通のランチをとる。帰り際に、R部局のKさんに声をかけられ、色々な話をする。
午後は、多様な事務案件処理。
翌日からは社会教育学会6月集会(明治大学)。このところ、会議の連続で、体を動かしていない。この日は帰宅後、スポーツジムに出かけて体のこわばりをほぐす運動を行った。
5月30日の最高裁判所の最期の二審判決で、ある教諭に対する卒業式での国家斉唱で起立しなかったことを理由に再雇用を拒否されたことを正しいとした判断は誤りだ。理由が国家主義に偏っている。また大阪府の橋下知事の“君が代条例”も問題だ。
民主主義は国家主義の精神も認めるが、国家主義と受け止められることを無理に強制してはならない。民主主義は自由であるべきだ。国歌を歌わなくとも、経済、自由は潰れない。一部でも、民主主義、自由を潰して国家主義を押し付けるな。国家主義に基づいた司法の判断をデモの力で民主主義に基づいた法律、憲法に変え,もう一度、裁判をやろう。
法務省での国家斉唱に対するデモ
http://www.youtube.com/watch?v=6befU3qQq0g
マイデモサイト
http://outdoor.geocities.jp/folders_for_ad/Homepage.html
マイデモ知識サイトhttp://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=2000214&tid=a5dea5a4a5ga5ba55a5a4a5ha1ua5dea5a4a5ga5bcnbc1a55a5a4a5ha31&sid=2000214&mid=1&type=date&first=1
投稿情報: Ad_Emb | 2011年7 月27日 (水) 22:52