昨夜来の雨。この地方の農家には慈雨かも知れない。
午前は、道の平和美術展に出品しているつれあいが、バザー物品販売用荷物があるというので、その荷物運びにつきあう。ついでに平和美術展、出展作品群を鑑賞してくる。偶然、知り合いのW先生夫妻に出会う。
作品群の中では、やや政治性が前面に出すぎているが、チベットの僧侶群像の油絵が目に付いた。冬の北海道の海岸の遠景画もすっきりしていた。連れ合いは、織りの作品の2点を展示していた。時間の合間を縫って、紡いでいた作品だ。
お昼には、雨の中、S市「子どもの権利条例制定」の署名活動宣伝がなされることになっていたが、僕は、残念ながら参加できなかった。
いったん帰宅後、大学へ向かう。理由は、部局改修工事に向けた研究室引っ越しの立ち会いと荷物配置指示をしなければならないという野暮用件。事前に、荷物の振り分けで、家にもいくらか運び、さらに半年間の倉庫行きもいくらかは、指示していたのだが、見通しは甘かった。半年間の仮住まい用の移動先の研究室サイズは予想以上に小さく、結局元の部屋の荷物の半分ほどしか入らなかった。せっかく、運んでもらったが、残りは、半年間倉庫保管行きの荷物になった。(仕事とはいえ、N通運の皆様お疲れ様でした。)現場に行って、倉庫行きか、研究室に入れるかの、緊急判断に迫られたのである。その場で、本や資料の振り分け指示はしたものの、自信はあまりない。半年間の間で、多分またもやあれはどこに行ったのかと、悩むことになるに違いない。
困ったな。二ヶ月余の海外サバテイカル研修もあることだし、そういうことに煩わされない仕事を心がけようとは思うが・・・・悩ましい。
さて、S市子どもの権利条例制定のための「署名活動初日」の模様は、Mさんからのメールが夜遅くに届いていた。僕は、申し訳なく、参加できなかったおわびとお礼と感謝を感じた。ここまでに、こぎ着けるための、政治、思想、政党・政派を超えた共同の話し合いの成果の第一歩に、僕もその運動にコミットしている一員として敬意を表したい。
「6月末からいろいろな経過を経た「署名活動」ですが、今日やっと、「署名初日」をスタートさせました。・・・ 雨脚が強くなる中、立ち止まって署名をしてくださる方に、私は胸が熱くなりました。 「つくろう、札幌市子どもの権利条例」の横断幕文字が雨の中でも、とても目立っています。 参加したこどけん会員11人、もとめる会の賛同者7人、議員4人の20人ちょっとが全員、大通り西3丁目の駅前通で「子どもの権利条例を制定しましょう」とアピール・チラシ配付・署名集めに関わって、午後1時終了としました。署名は15筆集まりました。」
ついでに、僕が加わって参加している運動の紹介その3。正式名称は、「子どもの権利条例制定市民会議」(通称こどけん)
HP管理のSさんが超多忙で、更新が遅れているが、基本情報なので、urlを紹介。 http://www.ne.jp/asahi/sapporo/kodomonokenrijyourei/top.html
最近の動向は、元事務局で、他県へ転居された後も応援しているkさんのブログURLも有用。ただし非公式見解なので、「こどけん」そのものの見解ではない。http://blog.livedoor.jp/future_for_children2/archives/51031811.html
今年の、社会教育研究全国集会では第15分科会で、この分野の運動や考え、実践、具体的成果の全国交流を目指している。(ちなみに僕は24分科会担当。課題別集会でも小さな報告をする)
http://www.geocities.jp/shazenkyo2008/
ま、体は一つ。時間も平等に一日二十四時間。その中で、やり繰りするしかないわけで、じたばたしたって始まらない。心と情報のシェアリングによる、共感と共通理解の人間ネットワークを広げるしかあるまい・・・というのが僕の今のところの考え。甘いかも?
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