12月7日 日
風邪薬をもう一つ、今度は雑貨屋で求めて飲んでみた。薬局のものと併せて何とか咳は収まったようだ。日本の出版社に約束していた作業は、この間中断されてしまって、今時間を取り戻す作業にかかっている。
さて、日曜日は、ミリアムが誘ってくれて、英国の27の世界遺産の内で、近くのもう一つを訪ねることにした。ファウンティンズ修道院遺跡である。
英語表記では、Studley Royal Park including the Ruins of Fountains Abbey である。文化遺産であり、1986年にユネスコに指定されている。
http://www.chireki.com/heritage/sekaiisan.php?site=372
かつては、個人所有であったが、今はナショナル・トラストが管理している。12世紀に建立され、その廃墟Abbey ( ruin)ではあるが、建立後幾度も様式を変えての建物、庭園(フランスの庭園の影響を強く受けている)が、広い敷地内に配置されている。
リーズの僕のフラットに寄って車で拾ってもらい、ハロゲートを過ぎてリポンに向かう途中に位置する。約30-40分の距離だ。先週降った雪がまだ、田舎道には残っているが、この日は天気も良く、最高の日だった。
雪がまだ残っているが、かえって静かで落ち着いたイメージをもたらしてくれる。
18世紀に加えられた庭園は、フランス庭園様式で、STUDLEY ROYALの場所に続く。白鳥が数羽池にいたが、白鳥はすべて英国王室所有になるのだという。
Abbey内部にライトアップがされ、クリスマス音楽が演奏されている。(テープだが)
ミリアムは、寒いということで重武装。この日は新しい軽登山靴を求めたのだという。着いてから、少しウオーキングして上にあるナショナルトラストのレストランで食事。僕は、ローストビーフにヨークシャプデインと全くの英国伝統食。多くの地元のヨークシャ-の人たちが訪れていてクリスマス料理(ターキー肉、小キャベツ、ヨークシャプデインなど)を楽しみ、散歩に興じていた。僕も売店では、土産をいくつかを求めた。
800年以上前に、ここでは50人の修道僧とそれを支える100人以上の人々がここに離れて暮らし、キリスト教の教義の学問と農産物、羊の飼育、羊毛、肉、革製品などの生産にたずさわり暮らしていたのだ。
ライトアップは、もうすこし自然の色が良いのではというのは僕の感想。
存分に楽しんだ、二つ目の世界遺産訪問だった。
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