10月4日(日) 今日の天気予報のマークは、曇り、晴れ、雨すべてある。一日の中に四季があるというのは英国の天気の表現だが、日本では秋の空と○○性の心模様は分からないとでもさしずめ言うのだろうか?朝方はよく晴れていたが、たしかに昼頃から雲行きがあやしくなってきた。
午後、この間の疲れもあったので、短時間で戻れる近場の温泉に行くことにした。いくつかの候補が頭に浮かんだが、今日は、紅葉が少し進んでいる山あいの温泉に行くことにした。思い立ったが吉日。車を走らせると日曜のせいかやや混んだ状態が続き、案じもしたが、途中からは快適な道路事情になってやれやれであった。少し、時間は、ずれてしまったが、昼食がまだだったので、途中、家人が手打ちうどんがおいしいと(同時に昔ながらの塩の精製をしている)言うので、簾舞の「塩屋」に寄って軽い腹ごしらえをした。この日は、5周年記念で、塩のにがりを帰りにいただいた。
http://hwbb.gyao.ne.jp/shioya-kur/misumai-dayori.html
塩屋に来る途中、幹線から一本西側の通称「フルーツ街道」と呼ばれる道路を抜けてきた。両わきには、果樹園の即売の店が点々と現れるのが季節の風情を誘う。今の季節は、林檎や洋梨、ベリーの類、プルーンを売っているようだ。初夏には、サクランボやトウモロコシ、その他が並んでいるのをよく見かけた。家には、この間いくらかのもらい物や、大学の農園の生産物を購入したものがあるので、関心はあったが、この日は立ち寄らなかった。
今日は、定山渓を抜けて豊平峡温泉に行くことにした。定山渓の手前には、地元客がよく行く小金湯温泉がある。(http://koganeyu.jp/)いつもは近いのでそこに行くのだが、今日はちょっと足をのばした訳だ。
あいにく、途中から、雨がぱらついてきて、紅葉は、車窓からの眺めで満足することになった。このあたりは、市内中心部よりは、やや高度があるのか、山の色づきが早い。もう少しすれば、晩秋も足早に過ぎゆき、そして冬がまもなくやってくる。そんな毎年の季節移行が手に取るように心に浮かぶ。
豊平峡温泉は、昔ながらの温泉だ。源泉かけながし湯を守っている。
http://www.hoheikyo.co.jp/frame-top.htm
古風な風情の内湯も洗い場の施設がやや古くなってきているが、悪くはない。だが、断然、露天風呂が広く、おすすめだ。この日は、雨を頭に受けながらも、ゆったりとした気分を味わった。たまには、こういう時間を過ごすのも悪くはない。
湯に向かう廊下からの中庭の景観。
やや、場違いな感じは、一階のインドカリーレストラン。料理人はインド人の方で、多分本格派でおいしいのだろうが・・・まあ、これは温泉経営や好みの問題なので、僕がとやかく言うことではない・・・。
帰りの道は、空いていて、ラッキイであった。途中買い物をして帰るが、今日は僕が料理当番。この頃、気分転換に、食事をつくることが、時々ある。今日の、夕食は、赤ワインのポーク煮をメニューとする。豚肉のロース塊を使って、季節のニンジン、ジャガイモ、唐辛子、ニンニク、タマネギ、キノコ、赤ワインを用いる。最初に、適当な大きさに切り分けた肉を、赤ワインにひたし、しばらく置く。次に引き上げた肉に塩こしょうをして、フライパンで両面に焼き目をつくる。別のフライパンで、野菜をサラダ油でいためる。これを、ブイヨンスープを少し加え、元の赤ワインと一緒にして、コトコト煮る。時間節減と肉と野菜を肉をやわらかくするために、この日は圧力鍋を使った。途中で一度、火を止めて、ジャガイモ、味噌と蜂蜜、白ワイン少々、チーズ少々を加えて、もう一度コトコト煮て完成である。火を止めてしばらく自然に圧力が抜けるのを待つ。その間に、使った調理器具その他を洗う。サラダを添えて、デザートを用意し、夕食だ。肉が軟らかく、ジャガイモもほっこりおいしい。ワインと唐辛子、蜂蜜、野菜、その他が混然一体となった大人のテーストである。この程度は、僕にもつくれるのだ。
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