11月21日 金 早朝6度、
週末冷え込むというのは昨夜からだ。昨夕は、宿舎の部屋にノックする音。入居以来初めてだ。誰だろうか。この前の火災警報の時のN大の若手の方だろうかなどと一瞬思った。
ドアをあけると年配の男性。リーズ市から委嘱された方だろうが、住人調査である。国籍と名前の確認。日本では、これは警察がしている仕事だ。ま、割り切って返答した。
今朝は、陽光はさしているが風は冷たく強い。風邪を引いてもまずいので、今日はバスで大学に行く。
まとめの作業や、いくつかしていると昼になる。
こちらのAdam Getliffさん、Programme Manager (International)、Enterprise & Innovation Office、University of Leedsが設定した会合がミリアムの部屋である。
H大学の知財部長・教授のUさん、同国際戦略マネージャー特任准教授のHさんがリーズに来られて、産学連携や知財について情報交換してこられた。それに付随するリーズ大学とH大学の相互の大学間連携の拡大についての方向での話で立ち寄られたのだ。既に、部局間では、僕の所属する部局とリーズ大学教育学部とは学術交流協定を締結している。しかし、他は人的交流があるが、まだだという。特に、生物工学、物理学、医学の分野で拡大したいという流れの中で、大学全体の交流にも持ち込みたいようだ。そこで、相互の教育学部の協定と僕が滞在しているという情報が流れたようだ。良いことなので、今後大いに進めましょうというのが今日の話の大筋だ。アダムさんは九州方面の大学にいたこともあり、日本語ができるようだ。Uさん、Hさんとは、いくらか事情や情報を交換した。彼らは、この後、リバプール経由でロンドンに移動し、企業への表敬訪問や連絡話があるようで、30-40分程度の話で散会する。帰国後連絡を取ることで、またミリアムやニックの2月の北海道訪問時は、お世話にあるであろう。
ケビンとの夕刻の再会は、午前にキースから電話があり、ケビンは、今日は寒くて体調不良とのことで、来週待ちになった。ケビンは、継続教育学部の上級講師をしていた。地域成人教育の専門家なのだが、この10数年多発性硬化症(MS)という難病を抱え、大学は早期退職し、療養しながら暮らしている。元はプロフットボール選手でもあり、僕は、元気なときを知っているだけに、また時々体調が良い日もあるので、痛切な思いだ。そして、こうしてキースが連絡してくれる。キースは本当に人間的に暖かい。
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