朝支度を済ませ、出かけようとすると、宿舎裏の中庭から呼ぶ声。なんだろうと見ると、この宿舎の住人らしい。怪しそうではなさそうだ。鍵を部屋に忘れて入れないという。1階の入り口ドアを開けるが、その後どうするのだろう。同じ階の友人にでも頼むだろうか?
ともかく、11時の約束で、ヘデイングリーのコスタ・カフェでキースと会うことになっている。彼は先に来ていて、カフェラテを注文してくれている。早速、日本での出版予定本の執筆依頼の再確認、日本での2月のシンポや12月の予備調査で来英する研究者の調査地などで率直な話をする。彼は、2-3月は、インド、ネパールに旅行にスーザンと出ていていないこと、12月初旬はアフリカのガンビアに行っていて、丁度その時期は両方都合が悪いのだが、執筆の快諾と、その他の代替の人選や調査地についての候補について話し合った。それらは、有益な提案だったがここでは省略する。その後は、僕たちの共通の友人の近況などについて、話し合う。いろんな変化があり、時間の流れを感じた。来週に、その中の二人には出会うことになった。
来週の再会を約束して、別れる。今日は、やや冷雨のシャワーだが、傘をさして大学まで歩く。途中小止みになって、パーカーのフードと帽子で何とかなった。
大学は、秋タームの真っ最中で、学生や院生であふれかえっている。リーズ大学は、いまや学生数では、英国内でも上位に位置する。
写真、左端中心奥は夜間の大学院用の建物、教会を買い取ったもの。左から二番目は、僕の今いる建物に向かう最初のコーナー、三番目はブラザートン図書館(中央図書館、他にいくつもの図書館が存在する)の建物、大学のシンボルで夜間は照明がされ、色々な場所から、よく見える。右端は、いくつもある教育学部の建物のひとつ。ジェレミーやデビッドはこの建物。僕は、別の場所だ。
下は、新しく建築されたもの。来年1月5日にオープン予定の、新学生サービスセンターになる。
左は、スタッフのコモンルーム、お茶を飲んだり、ちょっとしたおしゃべり。僕も自分のマグカップを加えた。案内がしてあったが、秋タームの終わる12月中旬の持ち寄りパーテイなどもここを中心に行われる。さて、僕は何を持ち寄ろうかなどと考えてしまう。
この間の大学改革と部局統廃合の中で、教育関係はそのターゲットのひとつだ。僕も1年間をかつて過ごした、成人・継続教育学部の建物は、大学から2百万ポンドで売りに出された。やや複雑な思いをもつスタッフも少なくない。僕もその一人だ。
客員教授や研究員、スタッフの離任やパーテイの時の写真が貼られている。日本人の、Hさん、Mさん、Tさんなどが楽しく時を過ごしたことが伺える。
今日は、夕刻、ジェレミーとデビッドの招待での夕食。それまでにいくつかのことを片付けよう。
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