先週はあっという間に過ぎた。週明けの月曜日は、夕刻から、「こどけん」(子どもの権利条例市民会議)例会であった。先月の総会の反省と今後の計画の話し合いが主な内容であった。途中にこの日臨時に参加いただいた夕張郡N町のSさんからお話しを聞いた。
この日の記録をされたMさんのメモでは、以下のようであった。
Sさんのお話し: 07.2月とわの森三愛高校で、体調不良で
早退した息子さんが急死した事は、学校
が安全配慮の義務を怠ったからでは…。
・こどけんとして何が出来るか
現在応援している滝川の事件同様、裁判
傍聴など、その時々で出来ることをする。
次回7月13日(月)公判日
※Sさんはここで退室
※関連ブログがありました
http://towanomori-jiko.seesaa.net/
先週、この会合の後に、Sさんから小生宛に、裁判に関連する資料を二度郵送いただいた。それらを注意深く読むと、この問題の背後には、学校が最低限具備すべき、子どもの生命を守り、教育福祉的条件整備義務、及び教職員と学校設置者の責務という課題が浮かび上がる。僕は、このことに対して、僕なりの考えをまとめた私信をSさんにお送りした。
火曜日は、高等教育論という通常の学部講義を終えるとすぐに外に出かける用意をした。この日は、短期留学生相手の講義の僕の担当の最終日であった。留学生センターが各部局に依頼して行うHUSTEPというプログラムの一部を担ったわけだ。僕の部局では、今年はEducation and Society in Postwar Japan というテーマで3人がオムニバスで共通1回、各自4回の英語での講義を担当するというもので、この日の予定は、通常講義とは異なるフィールドワーク的企画で、市内にある大学共同サテライトキャンパスに赴き、SC大学の現状、課題、社会貢献や教育への大学職員の果たす役割について、Uさんからお話しを伺った。この授業の受講生は、カナダ、米国、フランス、フィンランド、中国、台湾、韓国、それに少数の日本人学生という構成である。SC大学の職員で、大学院博士後期課程の院生(僕の研究グループに所属)でもあるUさんには多忙な中、ご協力いただいた。多謝である。
フィールド授業終了後、大学に戻る途中、内科クリニックに寄った。今年始めに行った人間ドックの結果を主治医にチェックしてもらい、いつもの診断と薬を調合してもらう。僕の身体は、加齢とハードワーク故に、いたしかたないのか、故障箇所が否応なく増えている。節制や休養が必要なのだろう。問題は、それをどう工面するかだ。夕刻帰宅後は、義父と細君と一緒に近くの店へ夕食に出かけた。これは、楽しいひとときであった。
水曜は、午前の通常授業と午後から夕刻にかけては、たまっていた雑務的仕事、それに期限のせまった国の外郭機関からの依頼仕事を行った。これで多分、締め切り日には間に合うであろう。
木曜日は、午前は院生の研究指導授業、午後は学部ゼミ、さらに夕刻からは、HG大学院での授業。この日は毎週、家人が公的な仕事関係の電話相談で、留守になる。家に戻り、遅い夕食をとり、翌日の犬の散歩と食事づくりをするのが定期的な日課だ。夜は、すこし時間がとれてたまった仕事にとりかかる。
金曜は、午前中に家事雑務を行い、午後からは部局の委員会。その後に、国の外郭機関関連の仕事を行い、電子入力送信して終了。どっと疲れがでる。その後、部局委員会に関連した構成員の方々への依頼文書を送信する。この日は、帰宅時は、そんなに遅くないはずなのに、同じフロアの部屋の電気は僕の部屋だけだった。
土曜日は、午前に、若い同僚から金曜に送信した委員会の内容への注文というかクレームが来て、その内容精査に時間を使い、回答を行う。手続き上の説明責任の問題だ。多分、同様の説明をまたしなければならないだろうと思う。
この日午後からは、「こどけん」の関係者のIMさんの結婚祝賀会。あわてて準備をして、会場のホテルに急ぐ。お相手の新郎は、若手弁護士のTKさんだ。こどけんからの参加メンバーや知り合いの弁護士さんも多い。華やかな中に、心温まる場面も多い。新郎新婦の関係者の祝辞やパフォーマンスにも心が洗われるようなものが多かった。新婦がピアノを弾き御父上が歌われる場面も良かった。新郎が若き日の友人と一緒にギターを弾いてうたった曲(財津和夫:僕がつくった愛のうた)のフレーズに「・・愛とはいつでも不思議なものさ、心の扉を開いてしまう・・」は、偽らぬ新郎TKさんの心情を語ったものだろう。
「ふたりの愛があるかぎり、地球は回りつづける どうしてって聞かないで、 こんなに君を愛しているのに・・・」参加者の多くは、かつての自分を思い出していたのかも知れない。
僕は、北海道的スタイルのようだが、会のお開きのための乾杯の挨拶を、頼まれていた。ほんの短いスピーチの中に、僕は、新婦・新郎の純粋さやその愛がふたりの心の扉を開いただけでなく、愛で世界を包むものであることについて、また僕の娘の結婚式が一昨年あり、そのことを思い出して、二人のそれぞれのご両親の感慨深さを祝し、また今の時代における弁護士の果たす役割の大きさについて期待(真の公益と民の益を守る人権弁護士として)を述べさせていただいた。
写真も多く撮ったが、プライバシ-もあり、ここでは載せないでおこう。この日の結婚祝賀会のような情景に出会うと、世の中まだ捨てたものではないと思う。
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