3月16日(火)
前にこのブログでも紹介した、昨年不慮の事故で亡くなられた増原彬陽さんを偲ぶ会が、2月7日に名古屋で持たれ、その追悼文集がSさんから送られてきた。
実に多くの方から慕われ、影響を与えた増原(まっさん)さんだった。文集の中で、なつかしい面々の文もある。他方で、東海地域を越えてのまことに広い範囲での交遊もあったのだ。沖縄の海勢頭さん、現代座の木村快さん、岡田京子さんたちの文は、彼のそうした広がりを示していた。弔辞を詠まれた宮崎宏一さん(元東海高校教師)、パートナーのみどりさんの回想は、深く胸を打つ。僕の文もその一隅に納めていただいた。
夜遅くのメールに、今度は、名古屋での生活地コミュニテイで、公私共々、長らくお世話になったKHさんの訃報が友人のMさんから届いた。ショックである。享年56歳。お若い。まだこれから大ブレークする方と思っていた。共同の子育てを通じ、また隣人・友人としてのおつきあいがあった。TH大学の心理学出身で、保育研究の第一線で活躍していた人だった。勤務校の短大・大学でも学生から絶大の人気を博していたことが伺えた。遺されたパートナーのN子さんも、かつての大学で同僚であった。悲しみとショックも大きかったであろうと拝察する。助け合う子育てを通じて、子どもたちも成長した。僕の長女のMは、KHさんの大学での偲ぶ会に出席すると言っているようだ。僕は、18日からの名古屋、長野行きで機会をつくって焼香させていただこうと思っている。謹んでご冥福をお祈りしたい。
3月17日 (水)
大学で、午後、地元テレビ局からの取材があった。教職員組合の政治活動を規制し、罰則含む法改正を行うとの動きの中での見解を聞かれる形の取材であった。放映は来週のようだ。
夕刻は、非正規職員問題でのミニシンポジウムを組合主催で行った。
2010.3.17 union event.pdfをダウンロード
S弁護士の有期契約雇用の法的問題点のお話しは明快で、運動の方向が見えてくる提起であった。
参加は、50名弱であった。盛会であり、非正規職の当事者や、他大学、一般市民の方の参加もあった。最初に、関西地域で行われた非正規職員の学習集会にカンパ派遣で行かれたOさんの臨場感あふれる報告があり、S弁護士のこれまでの弁護活動の運動が生み出してきた法理の数々、判例の解説、基本原理に立ち返っての労働法の理解など、目から鱗のお話しであった。引き続き、多くの事例報告、質疑、意見の展開があった。こういう学びこそが、人間の尊厳を取り戻す学びである。僕は、司会進行を行いながら、胸が熱くなった。なお、参加者の立場もあるので、ここでは参加者の写真は載せない。
終了後、懇親会が予定されたが、僕は翌日早くからの旅である。また、つれあいが別用件が入っていることもあり、夕食作りもある。残念ながら欠席させていただいた。
この週末は、現代生涯学習研究セミナーである。長野県阿智村、昼神温泉での開催である。その前の2日間は年休をとっての、名古屋でのいくつかの私的な案件処理もあり、KHさんの焼香弔問も考えている。
現代生涯学習研究セミナーについては、事務局のNさんがブログを立ち上げてくださった。今からでも間に合うかも知れない。下記のwebをご覧になって、プログラムなどから興味を持たれた方は、是非参加をどうぞ。
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