あっという間に時間が過ぎゆく。
昨日7月17日は、職場の組合年次大会だった。この1年我ながら、多大な時間と労力を組合活動に注いできた。どの時期の組合執行委員の活動もそうであろうが、組合活動の目標は、構成員の一人一人の労働者としての権利拡大と権力の横暴を許さない人権擁護課題があり、もう一方では、年々強まる上からの成果主義型評価を軸とした大学改革に抗して、大学の教育研究基盤の確保と持続的発展可能な大学の未来ビジョンを高く掲げていくことにある。この点では、この1年の活動には限界もあったが、それなりの成果もあった。非正規職員の実態調査や数多くの方々の働き続ける条件や契約関係の改善の努力と折衝、賃金不利益変更に関しての団体交渉、他団体や、職場班での連帯と交流の拡大である。こうしたことを含めて、他の執行委員の方々とともに、昨夕、大会後の懇親会では互いの労苦を大いにねぎらった。http://ha4.seikyou.ne.jp/home/kumiai/
ただし、僕にはほろ苦さもある。組合だけではなく、昨年夏以降、多くの活動に関わってきたことから、多忙のツケが、僕を真綿で締めるように覆ってきた。この1年、これまでにない不義理をつくりだしてきた。僕の周囲の方々には仕事の遅れや、穴をあけたりで多大なご迷惑をおかけした。言い訳にならないことだし、自分の選択の結果なのだが、何と駄目な男かと、自己否定意識が常に体を包みこんできた。
その意味では、気持ちは複雑である。それでも、ようやく副委員長の職からは解放された。新たな役員には留任された方も数名おられ、本当にご苦労様と申し上げたい。僕自身は、組合役員としては、全大教北海道議長職はまだ続くし、組合の労働委員会への大学の不当労働行為への救済申し立ての補佐人役は続くが、一応一つの区切りである。
さて、先週には、その労働委員会の救済申し立てに関連しての申立人、被申立人の双方の書面の第二回目の調査が行われた。
また、管内閣の中期財政フレームにもとづく大学の運営費交付金削減(機械的適用の場合年8%の削減となる)計画反対に重い腰をあげた国大協の動きを側面からさらに促すための組合ビラ作成などがあった。
seimei_hk_nua_appeal.pdfをダウンロード
また、今月末に予定されている韓国調査に向けた準備の過程での現地側との調整での難問解決の対応もあった。
教育上の多様な課題(院生、学生)やいくつもの委員会の問題解決対応・・・これもこの2週間はとぎれることもなく続いた。
研究は、ぶつ切りにされた時間の活用が下手なのか遅々として進まない。
先週木曜には、協定を結んでいる公州大学校(韓国)の6学部長が来学され、大学間協定の話もあったが、国立大学法人化の調査もあり、夕刻からは社会的交流もあった。
ま、こういうこともあって、ゆとりなく、2週間も、ブログも更新できずに来たのである。
この間に、本州では、集中豪雨の被害が多発し、傷ましい被害もあったようだ。だが、本州もここにきてようやく梅雨明けのようだ。この北の地も、天候は気まぐれに変化してはいるが、確実に夏の日々を迎えてきていることは間違いない。
先々週末は、細君と近くの割と洒落たレストランでの食事。SHINという名のお店だ。美味であった。
連休と言うが、どうやら骨休めと地味な仕事の時間となるだけだ。
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