先週の大学院入試を終えて、週明け13日は、午前に研究会(教育と法研究会)、午後には、部局の2つの委員会があり、夕刻には翌日からの調査出張の打ち合わせを行い、その後11月の英国調査のおおまかな日程案を現地の友人諸兄へ送り、照会をする作業を行うなど慌ただしい日だった。
14-15日は、私立大学の財政における私学助成の効果を検証する事例研究調査で名古屋へ出張であった。留学院生のRさんの研究支援も兼ねる出張であった。
NF大学とMJ大学が対象校であった。NF大学の理事のSさん、財務部のTさん、MJ大学のS学長先生、財政部のお二人の事務局の方々には深甚の謝意を表したい。それぞれに大変に親切に対応いただき、多くの知見を得た。詳しくはここでは書かないが、学校法人の独自な役割、私学の公共性の確保に向けた努力、長期的見通しのなかでのミッションの再吟味、授業料収入に依存しがちな私学経営を、そこに止めずに、それ以外の資金確保の道を探求し、教育研究の質保証と社会的貢献を考えていく努力に多くの示唆があった。
初日のNF大学に行く前に、途中常滑市の焼き物散歩道に行く。Rさんは初めての土地だ。
僕は、かつてこの自治体の生涯学習計画策定に関わったことがある。いくつもの場所を訪れたことがあり、なつかしい。
翌日、MJ大学調査の合間に、名古屋の案内をいくつかRさんにはした。
今回の地域について、中部・東海地域に立地する大学を、日本人とは違う視点で受け止めたのだろうと思われた。
名古屋は少し涼しくなってきたようであったが、まだ残暑というか、蒸し暑さの残る気候であった。15日遅くに、札幌に戻るとさすがにひんやりとした大気が心地よい。
p.s.
日々目一杯に働いてはいるが、しかし、自分に課されている仕事は、同時には進まない。忸怩たる思いは、残存しつつ凡愚の人生を生きるばかりである。
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