「還暦」の説明は、調べてみると、広辞苑もwikipediaもあまり差異はないようだ。
以下は、wikipediaの説明だ。
「還暦(かんれき)とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること。通常は人間の年齢について言い、数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を指す。本卦還り(ほんけがえり)ともいう。以後、その年は「今年、還暦を迎えた」の様に表現する。
年齢の数え方は、昭和30年過ぎまで「数え(数え年)で何歳」と表現されていた。元々、数え年における元日は当然太陰太陽暦であるいわゆる旧暦の1月1日 (旧暦)であるが、昭和30年当時既に太陽暦であるグレゴリオ暦の元日に数え年で「1つ年を取る」事は完全に定着していたので、現在では還暦や古稀について太陰暦の事を意識しなくとも良いと言える。
現在では、数え年に代わって満年齢を用いることが多くなったため、数え年61歳に代わって満60歳を還暦とする考え方が一般的になってきている。(還暦と)満60歳の誕生日とは無関係だが、還暦祝いは満60歳の誕生日を中心に行なわれることが多い。」
要するに、10月20日の今日、僕は60回目の生誕日を迎えた訳だ。アラカンから卒業だ。もっとも、上記の説明だと、本来は、満60歳の誕生日と還暦は無関係なのだが、今は時代も太陽暦の時代。解釈も変わったのだ。
冷静に考えれば、還暦の年になったこと自体に、特別な意味があるわけではない。今や、高齢社会への移行過程にあることもあり、多くの勤務先の定年が60歳から徐々にのびつつあったり、年金支給年齢も遅れていく傾向がある。また、人口比における高齢人口の増大があるなど、60歳は特別な意味をもたなくなってきた。考えてみれば、100歳以上の人口が3万人を越える国に僕は住んでいるわけだ。従って、還暦について、かつてのような仰々しい行事は無くなった。当人にも今さら干支の一巡が終わり、もう一度生まれ変わるというような意識もない。
と言うわけで、僕も、この週を淡々と過ごしてきた。
10月18日(月)は、午後は、S市内のS学園(HK,HY大学などの経営母体)の理事長・学長のN先生に、同学園の私学助成等の財務状況のインタビューを院生のRさんと行った。同席された理事や職員の方にも多謝である。
夕刻は、家人と待ち合わせて、来北してきていた義父と昨年希望して再び北の地に仕事を見つけた家人の甥とで食事を共にした。
僕が先週末に名古屋に行っている間に、義父がやってきていたのだ。家人は、支笏湖の温泉に行ったり、一緒の旅をしていたようだった。また、家人は、週末に、林檎をもぎりにも、行っていたのだった。家人の妹の子である甥のS君は、道南での駅伝に参加していたという。
林檎の木については、今年から由仁町の果樹園の林檎の1本の木のオーナーになったので、前からいつ採りにいくかは話題になっていた。その収穫日は、果樹園から連絡があるとのことだった。丁度、適切な日が先週末だったのだ。家人は、先週末に、その果樹園を紹介してくださった女性グループのSさんたちと、林檎狩りを行い、段ボール箱4箱分の収穫を抱えて戻ってきていたようだ。この数日は、知り合いや近隣におすそわけが続いている。
さて、10月19日(火)は、午後の校務仕事を終えて夕刻は講義だった。その後で、今年の合同教育研究集会の準備打ち合わせ、基調報告討議などの会議に参加すべく車で急いだ。9時半過ぎまで会議は続いた。
10月20日(水)は、院ゼミの報告者であったU君のやむを得ない事情があって、報告は取りやめになって時間が空いた。
大学に出向くと細々とした校務仕事が待ち受けることもあって、また仕事もたまっていたので日中は、自宅研修とした。夕刻前には、大学近くの行きつけの医院で定期的な診断と薬をもらう。このところやや数値が良くないのが気になる。休肝日を増やすべく、今日はその実践日とした。家人は、せめてもと、近くのデパートで、「赤系統」のネクタイを「還暦」祝いとしてプレゼントしてくれた。
夕食は、僕がつくり、家人が洗い物をした。その後は仕事だ。
静かにこうして僕の60回目の生誕日は暮れた。
お誕生日おめでとうございます。
温かい奥様のお祝いで、静かに誕生日を迎えられたとのこと、おめでとうございます。
名古屋にいらしていたんですね。 娘さんのお家訪問や(ご結婚されたんですね!
おめでとうございます)、妹さんとのお墓参りと同窓会、たくさんのうれしい方に会って、
充実した時間ですね。
これから静かに冬になりますね。 お体気をつけて、お過ごし下さい。
投稿情報: nao.taya | 2010年10 月24日 (日) 17:55
taya naoさん、いつもコメントありがとうございます。
名古屋も良い季節になっていますね。
こちらは、徐々に冬モードへ移行です。
それではまた。
投稿情報: 北の光 | 2010年10 月24日 (日) 22:24