雪が降ったり止んだり、寒さも冷え込んだり緩んだりの、この地の2月らしい天候が続く。
2月第2週の先週は、大学院入試(修士)の二次試験だった。明日からの第3週は、大学院博士後期課程の入試だ。そして、通常試験成績評価や、シラバス入力、今年1年間の業績入力がある。来週末は、東京での学会の日韓シンポ、韓国出張がある。そして、今月後半に前期入試(25日)、来月には後期入試がある。いわゆる入試シーズンだ。国公立は少し後にずれるが、私学は、今が入試のピークシーズンだ。
入試のありかたの根本改革が必要なのだが、一致した改革方向が見えにくい。また、足並みがなかなかそろわない。現段階では、欠陥をもつ入試制度だが、それでも若者諸君の奮闘を期待するより他はないのかも知れない。歯切れの悪い言い方しかできないのが口惜しいところだ。また、毎年のことだが、受験生を見守る家族の悩ましい季節でもある。悲喜こもごもの結果をそれぞれが引き受けて、4月の桜の開花を待つことになる。(沖縄や北海道は、それらとは、ずれこむとしても)
備忘録。
2月8日(火)
午前は、部局附置センターの改革と事業計画(特別経費申請案)の委員会。詳細は省くが、ある種の新規プロジェクトを領域横断型で組織しようというもの。プロジェクト型経費獲得のメリット・デメリット問題、基礎的基盤的研究と政策対応型研究とのデイレンマなど悩ましい問題が横たわる。
午後は、同僚の相談対応。
2月9日(水)
午前は自宅で原稿仕事。午後、スポーツジムで汗を流した後で、大学へ。校務的雑務を処理し、夕刻は九条の会H大の事務局会議。次回の事業具体化の討議を行い、役割を確認して散会。
2月10日(木)
細君の別件用件から、この日は、朝、犬の散歩、朝食準備などで慌ただしい。それらを済ませて、午前は大学入試関連の委員会、午後の最初は、次年度から再編される新「講座」会議。生涯学習論講座(社会教育、高等継続教育、生涯学習の3研究グループ)のあり方や、いくつかの案件の討議。午後の二番目は、大学院入試(専門筆記試験)の採点評価業務。終了後、3月の北海道教育学会・日本教育学会共催のシンポでのことで財源の手渡しと担当者協議。
なお、博論の指導院生関係で、2件の協議がこの間続いている。これは、今年度内は時間切れで、次年度の申請論文審査になるのだが、その前段階でのいくつかの協議案件がそれぞれにある。
2月11日(金)
朝8時半集合の、大学院入試口述試験日。午前中いっぱいかけて担当グループの審査。午後は評価会議。詳細は無論、ここでは書けない。大学を夕刻前に出て、帰宅途上で途中下車して札幌雪祭りの会場をのぞく。観光客で混雑し、団子状態。雪が溶けて、ツルツルになっていて歩きにくい。ノロノロ行列は好きではないので、早々に行列から抜け出して、帰宅の途につく。
2月12日(土)
大学院社会人入試。僕の分野は志望者はいなかったが、午後は総合判定会議があるので大学におもむく。判定において、少し協議課題があって、時間がかかる。
散会後、同僚のNさんと昼食を共にして多くの四方山話。面白い話がいくつもある。
なお、この日、委員会仕事で、2月後半に、韓国のいくつかの大学訪問協議に出かけることが決まり、急遽いくつかのメールやら電話依頼などを行う。これらが長引いて、当初予定していた学部の通常試験成績評価ができない。
夕刻は、入会後の優待特別券があったので、土曜の日だが、スポーツジムへ行く。この間こまめに体を動かしにスポーツジムに行くが、減量効果はあまりあらわれてはいないようだ。まあ気長に考えて、体調維持と思えばよいのだが・・・。
それにしても、いつ行っても、スポーツジムの利用者が多いことに驚く。世の諸兄、諸姉は、家でだらだらするよりはと冬期の運動不足解消やダイエット、体調管理、気力更新に熱心なのかも知れない。ま、ぼくもその口に加わったのだろうか。
この間、仕事がたまっているのに、体力、気力のやや衰えか、夜間のデスクワークの仕事量が落ちているという危機感も手伝っているのだろうと愚考する。
体力の減衰は、自然の成り行きなので、仕方がないという諦念も必要なのだが、それを受け入れずに、仕事量を落とさず引き受けて結局、最後は、追い詰められるというパターンは、往生際が悪いのか、馬鹿さ加減の証拠だ。遂行すべき計画の中に、そろそろ遂行主体の「老い」を織り込む必要があるのに、そうなっていない。しかも、若いとき以上に引き受ける仕事量が多いという矛盾を抱えているのは、なんともはや、我のオロカサというべきことだろうか。
コメント
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