低気圧雨の一過で、昨日、今日と快晴だ。夏の光と暑さの再来だ。夏の甲子園での全国高校野球大会も連日TV、ラジオ、新聞でかまびすしい。
週明け後、一時引っ越し先の研究室での段ボール箱の開封を暑い中少しずつやっている。そこに居るのは半年間だけ。うち2ヶ月余は、サバテイカル研修で英国に行っていて不在だ。そういうこともあって、全部は開けないつもりだ。部屋の狭さから、書籍や資料の半分以上は倉庫に行ったまま(不明のものが多く困ってもいる)なので、最低限のものを開けて仕事をする予定だ。いわば、パソコンのOSでのセーフテイ・モードみたいな状態での仮住まい。
さて、引っ越し作業で思わぬ副産物が出てきた。忘れていた記憶だ。かつて勤務していたA大学(当時)と学術・教育相互協定を結んでいた豪州メルボルンのRMIT大学に出かけることが二度ほどあった。一度は、相互の教員のミニシンポを兼ねての交流、もう一度は学生の短期スタデイツアーの引率教員としてだ。前者は10日弱、後者は3週間ほどの滞在だった。前者の時は、学生や家族も参加を認めたツアーだった。確か1991年で息子Kは当時小学校5年頃だった。Kを連れての国内の旅は幾度もあったが、一緒の海外渡航は、僕の英国滞在時の夏(保育園年長組)以来だった。交流校であるRMIT大学との公式学術交流行事を行ったメルボルン滞在を終えて(僕たちの大学間の多様な交流事業の合間には、ワイナリー訪問、フィリップアイランドでのペンギン行列を見たり、保護動物のサンクチュアリ見学も行った。kは地元小学校の一日体験入学や、日本でホームステイを世話した学生Jさんの家を僕と一緒に訪ねたりした。)シドニーに移動した。
シドニーでは、主に観光だったが、湾のクルーズなど美しく懐かしい。帰国前日、僕とkは、他の人々とは違う自由時間の使い方として、アボリジニの人たちの描いた絵画見学や電車とバスを乗り継いで郊外の山岳景勝地を訪ねた。そのときの印象が強かったのか、帰国後、Kは祖母にその話をしたり、稚なくも熱心に「絵本」を描いた。それが、どこに行ってしまったのか、なくなって記憶から消えて久しかった。ところが、今度の引っ越し作業で思いがけず、あるファイルから現れたのである。小さいときの子どもの作品は、思わず誰もが親バカになって子どもと過ごした時間を思い出し懐かしみ愛おしむもの。僕もその一人。明日は、泊まりがけの東京出張だ。彼に渡すべく電話しておこう。
発見!お子さんの手作り絵本!!
大切なモノが見つかって良かった
ですね!
お子さんもきっと喜ぶと思います。
子どもがどんどん成長していって、こち
らの記憶も途切れ途切れ…になります
がいくつになっても、いえ、大きくなれば
なるほど、小さい時のその子の事が
鮮明に思い出されます。
だからどんなに憎たらしい、生意気って
思っても、小さい時の面影を見つけて
「やっぱり可愛い」って、デレデレして
しまうのが「親○○」なんですね。
子どもと向き合う時は「忍耐」「赦し」で
しょうか。
もう一度巻き戻して「あの頃」をやり直
したいなぁと思う事がありますが、まぁ
結果オーライとするしかないですもんね。
子ども達には「感謝」です。
投稿情報: mameko | 2008年8 月 6日 (水) 23:44
コメントありがとうございました。先ほど、東京から戻ったところです。本州は、やはり「日本の夏」! 35度を超えるヒートアインランド。結局昨日は、編集会議は長引き、息子も残業。電話で、互いに「元気で。また今度」ということになってしまいました。
投稿情報: 北の光 | 2008年8 月 7日 (木) 15:36