夏の陽ざしになってきて、気分も少々軽くなってきた。表紙デザインを、選択肢の中からですが、多少今の気分に合うものに変えてみた。どうぞ、よろしく。
ニセアカシア(?)の花弁か?この季節は降り積もるくらいだ
本州は梅雨の合間にもう真夏日のようだ。30度を超える日々が始まっている。この北の地も近年は、梅雨とまでは行かないが雨模様の日が多い。先週は、やや涼しい日々が続いたが、週明けの火曜になって、日中25度になり、家にいるときは、Tシャツ、短パンでも過ごせるようになってきた。
今週月曜は、午前は、月末から来月にかけてのスケジュール管理とそれにともなう出張を確認し、航空券やホテルの予約など、いくつもの雑務をこなした。午後は、二時間半ほどかけて「こどけん」(子どもの権利条例市民会議)の事務局・共同代表の面々で、S市役所の各部局(教育委員会、市長室でのU市長との面談、子ども未来局、救済機関アシストセンター事務局)を訪問した。昨秋可決され、この四月から施行されてきたS市子どもの権利条例の運用の進展具合を伺うとともに、同条例がより実効的な内容になって進められていくように、こどけんからの要望や意見を述べてきた次第である。応答いただいた各部局の方々、U市長には多忙な中時間をとっていただき、また有益な施策の展開情報も多く、多謝を申し上げたい。
これは、こどけんの四月総会以降の具体的なアクションの一つである。また、HPに加えて正式ブログも発足することになって、現在試行実験中である。http://d.hatena.ne.jp/kodokenblog/ こどけんブログのurl
上記の訪問記録なども載せられることになろう。また、このブログもリンクされることになっている。
夕刻、大学に戻ってからは、「教育と法」研究会があり、法学研究科の助教のSさんから憲法学的視点からの子どもの自己決定権と教育法の関係について、詳細な報告を受けた。憲法学の諸学説の動向とともに、憲法学と個別法学との認識の方法やとらえ方の温度差なども感得された。例えば、子どもや障害者などを権利主体として考えた場合、その固有の特性(成長発達可能態、未成熟性)や自己決定を行使する上での多様な障壁と困難性を、制限的な存在として見るのかどうか。すなわち、特定の憲法理論が想定する人間像としての自律的な個人の自己決定論から見ると、子どもや、障害者は特例であったり、「半人前」的把握で良いのかなど、あるいは強い個人の意見が通っていくありかたに与しないかなど、権利主体の総合的把握、あるいは、権利の相互関係における対話や民主主義を人権理論の中に、どう構造的に組み込んで考えるのかなど、多くの議論が闊達になされた。こういう討議は、共同研究会ならではの刺激であろう。終了後、いくつかの雑務をすませ、帰宅すると10時を越えていた。さすがにこの日は疲れた。
今週は、今日もそうだったが通常の講義がいつも通りあり、また演習や研究指導も通常通りだ。それに委員会会議が2つ、研究会が2つ、さらに今も進めている月末締め切りの原稿が目白押しだ。6月もあとわずかで終わる。あせっても致し方ないが、時間は有限だ。
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