1月23-24日は道青研集会(第47回全道青年研究大会)であった。
どうせいきょう(道青協=北海道青年団体協議会)主催の一泊二日の学習の集いである。
今年のテーマは「青年力再考」であった。いかに再考するか、それが肝心だ。一泊二日のプログラムは、結構ハードだ。初日は、開会式に続いて基調報告、テーマ学習会、実践報告、講話、分科会、交歓会と流れ、最後の交歓会はグループによっては深更に及ぶ話し合い交流となる。
分科会は4つ設定された。(内訳:レポート分科会は1つ「あなたの思いをレポートにしてみよう」、後3つは話し合い分科会で、テーマは「いまの若者についてみんなでしゃべろう」、「日頃の青年団活動を熱く語ろう」、「テーマを決めずに気軽に話そう-青研CAFE何でも話そう」)
参加者地域は、胆振、日高、南空知、網走、後志の各ブロックからなる。日高と南空知が今年は多かった。石狩管内の組織化はこの間の課題だ。
参加者の年齢層は、19歳から37歳までの年齢幅で、やはり20代が一番多い年齢層だ。職業は、農業青年(酪農、畑作、水稲、など)、公務員、会社員、農協、保育士、等々だ。
僕はレポート分科会の助言者だった。レポートを書いての討議分科会は、この間求めていてできなかったことだった。それができたことは、道青協としては画期的なことだ。かつ書かれた内容も、それを基にした討議も深まった。
少し強調したことは、話すこと、読むこと、聴くことに加えて、書くことの独自な意味である。すなわち、①レポートを書くことでそれまでの活動や自分の気持ちをふり返り、総括をすること、②書くことで本物の自分の言葉と出会うこと、③書くことで気づかなかった多くのことを再発見し、④さらに仲間との討議を通じて視野を広げ、⑤次への活動に見通しをもつこと、等々。深める素材は多くあった。
今回は、報告者の文章について、二人については、過去に全国青研集会に出したレポートと比較することができたのも良かった。それぞれ、2年前、4年前に書いた内容と今の自分と比べてみて、どのように変化し、どのように成長しているのかを確かめ合うことができた。これもレポートを書いてみることの意味の一つだ。
大会を支える裏方も大変だ。最近数年間の会長、副会長も応援や助言者役に駆けつけ、事務局スタッフは多様な援助仕事。速報係のM君は、2日間に実に多くの速報を出してくれた。
テーマ学習会での青年施設職員のAさんのプレゼンは、なかなかに魅力的だった。
講話のTさんは、元高知県青年団長。Y町のよさこい祭りでの地域おこし、地域づくりの話は、よく工夫されたパワーポイントスライドや動画表示もあり、説得的だった。Tさんはこの写真イメージよりははるかに若い!
この日の夕刻以降は交歓会。近くの中華料理店での一次会、二次会は、市内中心部にある青年団御用達のスナック。お店を占拠したような賑やかな交流だった。僕は、二次会で別れを告げタクシーで帰宅したが、深夜二時だった。皆は、青年会館に戻って交流を続けたようだ。
二日目は、朝九時から再開。僕も老体に鞭打って、朝のシャワーと食事を済ませ、時間に間に合うように会場に急いだ。午前は、分科会が続き、午後にまとめの討議を行い、最後は全体会である。ここでは、各グループの発表などが続き、閉会式で終了。
新たな趣向として、各自の思いを(川柳的?)俳句に託すことも行った。
いくつかを紹介しておこう。
笑顔からきずな深まる青年団
若さとはあとさきなきの勢いか
一同に集まり分かる地元愛
勧誘と見せながらも婚活?
青研は心の過疎をひらく鍵
さて、疲れはしたが、若者たちの真剣な悩みや、はじけるような若さ、意想外のアイデアを聴くのは、硬直しがちな発想を変えるには大事なことだと思った次第である。
コメント
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