備忘録。
6月14日(月)
前日夜、岩手での学会から戻ったが、疲れが抜けない。大学に行くと多くの事務的用件がある。それらをこなし、夕刻は組合執行委員会。7月の大会に向けた文案の検討に多くの時間が割かれた。
6月15日(火)
H教組の献金問題で、札幌地裁は昨日14日に判決を出した。このことでの、前日取材での記事が出た。
H組合は、基本的な謝罪も明確にせず、再び選挙に臨もうとするのであろうか。このような姿勢が、国民の不信を拡大することになる。うんざりするが、これを悪利用しての教職員の服務思想調査や、道民の教職員違法通告制度要綱などは、論外だ。
朝、部局内委員会での討議。午後は、2つの講義。最初の学部での専門講義を終えて、すぐに研究室に戻り、今度は国際科目の講義だが、この日はフィールドワーク。市内の青年教育施設にチャーターしたバスで出かける。新渡戸稲造ゆかりの遠友夜学校跡地の小さな博物施設訪問、それに現今の若者支援施策を実地に知るプログラム。20数名の留学生たちにどれほどに伝わったものか。感想において、やや新鮮な思いを聴くことができたのはせめてもの救いだ。
6月16日(水)
朝、犬の散歩。N公園は、前日までの北海道神宮祭りの屋台や夜店の後片付けの最後だったが、残飯あさりか異様にカラスが多い。
午前は大学院ゼミ。午後は、いくつもの事務仕事と文書等の雑文書きで時間がつぶれる。
夕刻は、組合の調査も兼ねて、鳴り物入りの事業所内保育園の見学説明会に出る。施設は立派だし、職員もやる気と力量があるのだが、無認可保育園。大学による施設建設と水光熱費負担はあるものの、受託したNPO法人にとっては、保育料は高く、入所者は少ない。赤字運営だ。しかも、運営についての自由度も少ない。延長保育も含めて、女性の働きをこのような形で、考えて良いのか。そもそもの制度設計に無理があるように思える。しかも組合との関係では、大学は、賃金不利益改訂の代償措置の一つと回答したのだ。しかしこの施設の建設決定は、そのはるか前のことだ。これは、虚偽の最たるものの一つだ。
僕も、子ども2人を無認可保育園-小規模認可保育園-学童保育とお世話になったが、その場合は、父母会での協力や対市交渉や、バザーなどの運動を行い、子どもと親の共育ちの貴重な体験をした。そうしたものと、上記の施設は発想を異にする施設だ。
6月17日(木)
午前は、修論指導を二つ。午後は、卒論指導を兼ねた学部ゼミ。
夕刻は、子どもの権利条例市民会議(こどけん)例会。鍵の管理を含め、出席しないとまずいのだが、たまった仕事は山積み。本当は休みたい気持ちなのだが、ま、しのごの言わずに出席する。それなりの議論と発見。病院のチャイルドスペシャリストなる言葉と仕事を,Fさんから教えてもらった。
例会に出た人々は、食事に出かけたが、僕は遠慮して、文科省の国立大学法人のありかたの中間まとめへのパブコメを提出する作業を、数日来の下書きをもとに提出。大学を出たのは夜11時過ぎだった。
comment_for_interim_evaluation_nuc_by_mext.docをダウンロード
6月18日(金)
午後は、秋に予定している英国調査事前研究会。報告もあるので、昨夜来準備するが、どの程度で報告するか迷う。この調査は、僕にとっても、ある種のまとめを行うべき対象。この10年の仕事との関係で、本来のやるべき分野をし残しながら、新たな分野開拓をしてきたことに複雑な感慨を懐いた。このことは、前回の記事に書いたことだ。
夕刻は、組合の職場班の新入組合員の歓迎会。それなりの盛り上がり。僕は、留学生のU君から頂いた、紹興酒を差し入れ。詳細は省こう。
この日も、その後研究室での作業があり、遅い帰宅となった。
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