11月29日 土 寒い。霜と霧、早朝-2度、昼時4度
11時にジェレミーが迎えに来るというので、手土産用に日本からのものがなくなったので、近くのスーパーのワイン棚で一番高いフランスボルドー産の赤を求めておく。
時間通りに彼が来て、バーンズリーの彼の家に行く。市内を抜けて、M1を通りウエークフィールドなどを過ぎてからA道路に出て、バーンズリーに向かう。公共交通機関を使うとバス、列車、さらに列車乗り換え、さらにバスで、とても時間がかかり不便だから迎えに来てくれたのだという。およそ、車で40分弱で彼の家に着く。この日は、霧がかかり、見通しは悪かったが、何とか渋滞もなく進めた。彼の家は、とても、大きな素敵な家だ。車庫前には、小さなヨットがあり、次男ウイリアムの車の免許の教習車も止っている。
ジェレミーの家からは、道路一本をへだてて、ノーザンカレッジの元学長だったボブ・フライヤーの家がある。(ちなみに、Professor Bob Fryer に僕が会ったのは3回、ノーザンカレッジで話を聞き、ラスキンカレッジの学会での話し、それに偶然キングスクロス駅近くで。彼は15年間のノーザン・カレッジ学長後、 Assistant Vice Chancellor at the University of Southampton and Director of New College(1998-2002) を経て、 Chief Learning Adviser to the Department of Health.やthe National Director for Widening Participation in Learning at the Department of Health.を経験、生涯学習のフライヤーレポートは、有名だ。)
ジェレミーの家に行く途中の田舎道は英国らしい風景が広がり、気分が解放される。彼は、幾度か住む家を変えて、この家が気に入っているという。かつての炭鉱地帯に、ごく普通の人たちが住み、大学教授と気取らなくて、ただのジェレミーとして隣人付き合いができ、自然が残り、大学での窮屈な仕事から別世界で考えを深められるという。また、バーンズリーでは、家・土地の値段もリーズの半額くらいで、40分ほどで、都会とはまったくちがう暮らしができる。庭の鳥のえさ箱に色々な小鳥がやってくる、居間の大きな窓からは、なだらかなイングランドの丘の風景が見通せる。絵になる景色だ。
ジェレミーの連れ合いは、シェフィールドの私立グラマースクールの近代語学授業で、フランス語とスペイン語を教えている。
この日は、次男ウイリアム(17歳)が自動車免許の実地講習の最後の日で、それが終わって彼が帰ってきてから軽い昼食をとり、その後スヌーカーをして、そこに車を停めてからフットボールマッチに行く予定だ。ウイリアムは、少し遅れて戻り、スープとパンの軽い食事後、皆着替えて出かける。途中で、ジェレミーのGod Son(名づけ子)のドミニク(10歳)の家に寄り、ドミニクも一緒に出かける。ウイリアムは、シックスフォームカレッジを終わり、大学に入ろうとしている丁度その時期で、成績によっていくつかの大学が候補だ。(これは個人情報で、伏せておこう)数学の分野での勉学をめざしている。成績は優秀だ。しかし、ごく普通の気立てのやさしい少年だ。ドミニクは、10歳のかわいく愛くるしい少年だ。
最初のスヌーカーセンターの前で写真をとる。
ウイキペデイアでは、<スヌーカー(Snooker)は、キュースポーツの一形態。米国や日本などでメジャーなキュースポーツであるポケットビリヤード(Pool)は、スヌーカーより派生したものである。主にイギリス及び旧英連邦諸国において人気が高く、特にイギリスにおいてはスヌーカーの試合のテレビ中継が盛んに行われている。また近年は香港・タイ・中国を中心にアジア諸国でも人気が高まってきている>という。
詳しくは、次の記事を参照されたい。http://www.snookerclub.net/game/rule.htm
時間になり、フットボール会場へ急ぐ。歩いて10数分ほどの距離。ファンが押しかけている。今日は、シェフィールドウエンズデイFCのホーム試合。今は、プレミアムリーグの次のデヴィジョンで、今年の成績次第では昇格再加入の可能性もある。
さて、この日の試合は、Sheffield Wednesday vs Norwich City だ。事前にそれぞれ予測をした。僕は3:1で勝つ、他の3人は、2:0,2:1、2:2の予想だった。さて結果は?
寒いのに多くの観客。約1万8000人か?(公式には18883人の公表)
前半は一進一退で、ペナルテイシュートをとられたりで芳しくない。後半ハーフタームで盛り返し、最終的には3:2で勝利だ!シェフィールドウエンズデイファンは大声でチームソングを歌い、大喜びだ。
ドミニクも並んで観戦。ウイリアムは友達と別の席にて観戦。ジェレミーにはマンチェスター・ユナイテッドやシェフィールド・ユナイテッドの話題は禁句だ。日本の野球ファンにも共通するか?違うかな?
この日は寒く、クリスマスバーゲンで買ったレザージャケットが重宝した。
試合後は、スヌーカーセンターで、ジェレミーはウイリアムにキューをクリスマスプレゼント。ドミニクを送り届け、家に戻り、ジェレミーの奥さんの手作り料理。ツナの照り焼き?、ラタトゥーユ料理、それにパンと茹でジャガイモ、食後にチーズ、さらにケーキとコーヒー、テレビのラグビーマッチ、ウイリアムが人気のThe X Factorというアマチュア歌手コンピテイション番組を見たいというので、少しつきあってから、そろそろ時間という感じになって、リーズまで送ってもらた。今日はすっかり、ジェレミーにお世話になった。リーズの友人諸兄は、皆本当に良い人たちだ。
ジェレミーが記念と言ってくれたシェフィールドウエンズデイのマフラー。僕は日本人でただ一人のファンになったのかな?
土曜日の試合の詳しい結果は、次の記事。
http://www.swfc.premiumtv.co.uk/page/MatchReport/0,,10304~44291,00.html
http://www.swfc.premiumtv.co.uk/page/Welcome
どういうわけか、3:2の数字は、僕の予想(3:1)に近かった。(何の根拠もなかったが・・・)
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