家族の絆。子育てと子どもが成長していく時代は日々のしかかる難題(小さい細々としたことが多いが)をこなしながら、共同運航船たる家族を楽しんだ。それなりにはちゃめちゃで楽しく強い結びつき。僕の場合もそうだった。
その後多くの時間が過ぎた。僕の子どもたちも独立して、娘は昨年10月に結婚した。息子も、一応職業人になった。家族の絆は形を変えて、多様につながっていく。僕らは、それを甘くも辛くも楽しくも体験してきた。それらの多くのドラマや、エピソードの細部は、ここでは書かない。
夏は、家族の集合する季節だ。
僕の家族もそうだったが、今の連れ合いの場合も同然だ。この八月も、短期間ながら、連れ合いの長男と娘が、母のところに「帰省」している。「帰省」というのはあまり正確な表現ではないのだが、ねぐらを借りにというのも少し違うのかもしれない。連れ合いの娘は、この春まで同居していたのだが、四月に晴れて大学一回生(関西ではそういう)になった。今は、青春を文字通り120%エンジョイしている。今時珍しいサークルというか体育会的文化サークルというか、そういうものに所属して、全国を飛び回っている。ついせんだっても仙台だった。連れ合いの長男も、最初の職場に一定期間つとめた後、転職していまは東京で希望の職場で働いている。札幌は彼が大学・大学院を過ごした青春の地。年に何回も思いついたときに友人つながりのイベントや集まりで帰ってくる。
その二人とそれぞれの友人諸君と今回(昨年もそうだった)も、徹夜覚悟で連れだって出かけていくのが、野外ロックフェスだ。今年は、Rising Sun Rock Festival in Ezo 2008だ。http://rsr.wess.co.jp/2008/index.html
昨夜も雨に打たれながら楽しんで深夜に帰宅、今日は徹夜覚悟で先ほど出かけた。良いではないか。そういう時間があっての若者期だ。交通不便なところが会場。母たる連れ合いは、車で送って行っている。車中のそういう家族時間も貴重だろう。
僕は、細々としたやりとりによる社会教育全国集会の準備事務と、その合間の楽しみの読書と、それも少し飽きると、こなさなければならない原稿仕事にようやくエンジンがかかっての留守番だ。これも、夏の僕の時間の過ごし方だ。
p.s.
昨日ようやく英国・リーズ大学から正式の受け入れ書類(客員教授として)が届いた。秋からの短期間ながらも、過ごせる時間が楽しみだ。
2つの家族を持っている事の、素晴らしさと大変さを想像しています。
それぞれを尊重している様子がとてもよく伝わってきます。
そうそう、わが子もRSRで、スタッフのアルバイトを3年前から続けています。
忌野キヨシローが休演でなければ、私も行っていたはず(笑)
今週末のイベントももうカウントダウンに入りましたね。
あと一息です。
その後の「リーズ大学」がめっちゃ「ご褒美」で、これまた羨ましい!
投稿情報: mameko | 2008年8 月21日 (木) 11:39
遅れての感謝コメントです。ありがとうございました。
RSRは、つれあいの長男は、最初からの参加のようです。彼の心の青春碑かな。
「忌野キヨシローが休演でなければ、私も行っていたはず」は僕のつれあいも言っていました。
投稿情報: 北の光 | 2008年9 月 7日 (日) 12:26