秋來ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる
残暑がまだ残る本州にこそ、上記の和歌のような情景がふさわしい。このような本州の四季をうたう古典には、当然ながらこの北の地は登場しない。いわゆる古道や中世-近世の主要街道筋にもあらわれない。やはり、独自な世界だ。学校の教師たちはいささかの努力を求められよう。 秋は、目にはっきりと見えるのがこの地の特徴だ。ナナカマドが鮮やかな朱色の実を蓄え、トンボが町中にも増えてくる。朝夕の半袖が寒く感じられる。夏の花々がその役柄を降りて、秋の花々に変わり始める。
今日は、シローの散歩や、家事を済ませてから大学で2つの会議。 その後、研究室に戻り、いくつかの仕事をこなす。 早めに切り上げて、定期的に通う、A内科クリニックにまずは寄った。A医師による診察、カルテにもとづくいくつかの常用的薬を受け取って、今度は買い物。夕刻戻ってから、そわそわしているシローを見て夕刻の散歩。
散歩を終えて、今度は夕食作り。いくつかの品をそろえて、今夕は孤食。新聞や、テレビは、福田首相の突然の辞任(責任放棄は、安倍と同じだ)以降、自民党の戦略に悪のりして、総裁選一色だ。メデイアがまるで、自民党広報部と同じ役割を演じている構造であり、情けないことだ。
11日からは院入試。無事に済むことを望みたい。
(藤原敏行・古今和歌集)
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