1月5日 月 最高マイナス1度、最低マイナス5度 真冬日
年明け初めての大学出校。郵便物や様々な書類があるだろうと覚悟して今日は車で大学に向かう。臨時駐車は、今日から有料とのことで一回300円の駐車カードを買い、フロントに置くことになった。大学の自己収入確保は、今やあらゆる面で拡大しつつある。
案の定、メールボックスと事務室に保管されている郵便と書類は満杯状態だ。通常の鞄以外に、二つの手提げ袋を持参して良かった。他に、英国からの小包が届いている。(英国で大学経由で最後に出したものだが、何故か一番早く着いている。その他の4つの小包は自宅宛にしたせいもあるのか、クリスマス期間の荷物の集中が影響したのか、まだ届いていない。)これらは、無論一回では持ちきれず、車で運ぶしかない。
大学の研究室は、留守中に留学生諸君に勉学用のスペースとして、いくつかの使用にあたっての申し合わせ条件を了解してもらって開放してあった。きれいに片付けて使用してもらったことが伺える状態であった。彼らの成果が出ると嬉しい限りだ。この日は、早速いくつかの事務的な手続きや郵便の整理をし、また研究室を訪ねていただいたSさんとの話などで日が暮れた。
時差ぼけだけでなく、こちらのリズムにまだなじんでいないのかややスローな気分が抜けないののだが、考えてみれば、2月になるまでに1月一杯ですべきことも多く、僕の2009年の仕事始めは肩慣らしのようにまずは条件整備からスタートした。しかし、早急にギアを切り替える必要がありそうだ。今週は、木曜日は人間ドックで身体状況をチェックし、土日は大阪での科研の研究会だ。
雪の舞う日々になった。積雪はそれほどではないが、足下が毎日不如意になっていく。車のタイヤも靴も、この地方では「冬タイヤ」「冬靴」といってスタッドレス仕様でないと暮らせない。フード付きのコート、マフラー(スカーフ)、手袋は必需品だ。気温上昇のよほどのことがない限り、雨はしばらくは降らず雪になる。来月はじめは雪祭りだ。その頃には、英国からミリアムとニックがやってくる。
p.s.
頂いた賀状の中には団塊世代前後の方々が知人、友人に多いせいか、定年後の新たな活動を始めておられる方もあれば、定年を前にして様々な仕事や活動の整理、さらには次なる計画を練っておられる方も多い。僕も(数年後であるが)しばらくするとその列に加わっていくことになるのだろうから他人事ではない。
60代から始まる第三期の新たな人生の転換、それらをどのように生きるかは多くの人の共通関心事だ。そしてそれがどこまで延長されるのかは、各自の生命力にかかっている。
ふと眼にしたある新聞の読者・声欄に、98才の本山政雄先生(本山先生の学部学生最後のゼミ生の末席に僕もいた。4年次の春に先生は名古屋市長選挙に候補者になられて当選され、その後3期つとめられた)が地域の九条の会にメッセージを寄せられているのを知った。その文面では、まだお元気なのを知り嬉しくなる。統計的には、100才を超える方が3万2千人を超えそうだという時代だ。本山先生は例外ではないのだろう。
しかし、人の寿命は予測はできない。この間、自分の研究分野での恩師・小川利夫先生を失ったが、文化と平和、民主主義の領域でも、小田実氏、加藤周一氏(お二人ともその最晩年に、北海道の平和と憲法9条に関連した企画集会で謦咳に触れ、加藤氏にはお近くで話す機会があった)といった日本を代表する知性が次々とこの世から去られていった。どの時代であろうと、人の生死は避けがたく必然だ。問題は、それまでに何をなすかであろう。
年明けにこそ、そういうことを肝に銘じておこう。
2009年になりました。
おかえりなさい(^O^)
今年もよろしくお願い致します。
クリスマスの教会の様子は、特に
私の興味を引きました。
いつも写真を楽しみにしてみています。
年末年始でのんびりしてしまい、
久しぶりに読ませて頂きました。
読み応えがありました。
投稿情報: misawa | 2009年1 月 9日 (金) 01:18