先週末は、連休だったが、前に書いたように土曜は職場の全体部局のユニオンの定期大会。日、月は、東京での2つの編集会議。
行きの飛行機では、前日のユニオンの大会で次期委員長に立候補されているK先生が偶然に同じ便だったようだ。座席につく時に後ろから合図をされ声をかけられた。同じように東京での仕事のようだ。
東京は19日の日は暑かった。まあ本州ではこの時期には当たり前の蒸し暑さだが、このところの北海道の涼しさからすると、着てきたブレザーが場違いになる。ムッとするような大気の感触と太陽の照り返しがつらい。とはいえ、蝉の鳴き声、日差しの強さに夏を感じるのは、季節感からすると悪くはない。
この日は、市ヶ谷の出版社での編集会議。午後の時間を使って、ずっと缶詰になっての作業だった。社会教育・生涯学習ハンドブック第8版の分担執筆者の提出されてきた項目や内容を逐次検討していく地味な作業であった。明治大のKさんは都合が悪く、千葉大のNさん、東北大のIさん、出版社編集部のYさん、それに僕の4人での作業だった。一度コーヒータイム休憩をとった他は、一応最後のものまで目を通して、検討を加えた。主には、項目間の重複のチェック、見出し柱や事例の適切性、編集方針上の趣旨からの注文項目などの洗い出しだった。終了後は、食事をしながら、9月の学会時の、政令市・大都市の社会教育の集いの企画内容の検討を行った。後は、自由な討議談笑であった。国分寺にいる息子にはメールを入れて、今回は余裕がなく会えないと伝える。皆と別れて、この日に予約してあったお茶の水駅近くのホテルに行くと、エアコンを入れても、部屋にこもった熱気が、なかなか抜けない。シャワーを浴びてようやく、人心地した。
翌日は、ホテルのチェックアウトが遅いので助かった。朝食後、午前中少し本読みしたり、他の原稿の校正作業などを行ってから、ホテルを出た。この日は、涼しいとは言えないが、東京でも比較的過ごしやすい温度になった。午後からは、水道橋の出版社で、解説教育六法の編集会議があるのだった。この日参加予定者がそろうまで、雑談時の話題は、総選挙やその他だったがここでは内容を書くのは避けよう。
この日の編集会議では、二人の欠席があったが、その他のメンバー6人と編集部の2人が集まり、新法の取り入れ、全体のスリム化のための一部削除項目の検討などを行った。また、この際に、見直す意味で、審議会資料や、辞典部分、歴史的法令、判例、条例の位置づけなど、具体的に検討を加えた。総選挙後の、法令の改廃論議や、政策変化もにらみながら、ある程度の見極めが必要な事項もいくらかあった。メンバーの中には、この日は祝日だが、16週確保のために講義がある人もいた。私学(W大の場合)は、補講を後に延ばさないために、祝日を利用して授業を行うようだ。無論、7月には授業は終わるという。国立大の僕の部局は、祝日には授業はしないが、今は、8月第一週まで講義や演習などの授業がある。また集中講義などは、8月末には行われる場合があり、9月には大学院入試や多くの委員会があり、学会なども目白押し。こういう意味では、大学は、かつてとは随分違う余裕のなさだ。こういうことが、学生や教員にとって良いことなのかどうか・・・多分マイナスが多いと僕は思う。学生も教員も夏はしっかりと充電が必要であり、また教員は、原稿書きや民間研究団体での討議など研究と視野の拡大に専念できることが肝要だと思うのだが、効率化や機械的質保障論議が、こういう要素を消し去っていくように働いている。
この日の会議を終えるとまっすぐに空港へ行き、変更可能なチケットだったので、フライト便をいくらか早いものに変えた。いつものことだが、北海道からの東京出張は点と点を移動するためのあるいは宿泊時の味気ない時間が、会議などの仕事時間以外の大半を占める。疲れもあり、どこかへ行こうという意欲も失せる。
今回は、行きも帰りも、羽田空港からは京急ではなく、浜松町経由のモノレール利用。
夕刻時少し前の、空港の人出は意外に少なかった。新千歳に着くと小寒い気温だった。札幌でも同じだ。今年は、雨も多く、気温も低めだ。
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