月曜夜はやや長い組合執行委員会であった。たてつづけの団交や学習会等の打ち合わせである。
火曜は、夕刻の講義後、久しぶりにSDフォーラムに参加した。国公私学の大学事務職員の自主的な研究会である。大学教員も一部参加しているが、大半は事務職員の方々だ。学会としては、大学行政管理学会との関係が深い。(僕は未加入だが)
中心になってとりまとめの世話役をしているのが、僕の研究グループに属する社会人院生で、S大学の大学事務職員のUさんだ。その他に幾人かの中心的な担い手の方々がいる。数年前に発足したときは、毎回数名の規模で、F女子大学の小さな会議室で例会を行っていた。この1年ほど、僕はサバテイカル研修での不在や、その他の研究会等の日程との重なりなどがあって、都合がつかず、参加ができずにいた。この日は、久しぶりに参加して驚いた。場所も、S駅に近い、複数の大学のサテライト施設が集中しているビルの会議室に移り、参加人数も20数名に拡大していた。一瞬会場を間違えたかと錯覚したほどだ。また参加している職員の大学の構成も多様になった。一種の勢いがついてきているといえる。
この日のフォーラムには、先日のH大学主催の大学職員セミナーに参加した人は、教員を除けば、1名いた。しかし、数は少ないとはいえ、その人は中心人物の1人でもあり、影響があるのであろう。情報は周知されていた。
なお、この日は、M短期大学の総務のNさんの報告であった。小規模女子短大での職員の人事構成、分掌関係、委員会組織、研修の実態、仕事上の課題、職員の相互関係、職場の現状についてのプラス面とマイナス面の複眼的考察、大学事務職員としての生き甲斐や展望などを詳しくかつ簡潔に報告されていた。質問も多く、僕は授業後の参加であったので最初の部分は聞けなかったのだが、闊達な議論がされていると思われた。この日は、懇親会も予定されていたが、僕は他の用件もあり、参加は遠慮した。恐らくは情報交流ととともに、お互いの連帯意識が醸成されるものであろうと拝察された。
「教職協働」という言葉を最近みかけるようになったが、その内容を実質化させるのは、このような自主的な研究に参加して力量を高めている人たちであろう。大学改革の方途は、こういう地道な積み重ねの上に創られていくことが肝要だ。
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