先週末から、腰痛の兆しがする。原因として考えられるのは、多くある。多分、運動不足で、座っての仕事が続くせいもあろう。メタボのせいもある。時に寝違えるので、そのせいもあるか?要するに、筋力(体幹力、背筋力、腹筋力)の衰えがはっきりしてきたということか。痛みが走る時は、仕事が続き、睡眠不足の翌朝などである。時に休養が必要なのだろうが、まま、何とか勤続疲労の体とつきあっていくしかあるまい。
週末からの日誌。さしたることなき日々。
10月31日(土)
10月最後の土曜日は、日帰りでの東京出張の学会プロジェクト研究会。次年度の年報の編集会議準備会も兼ねての会合。お茶の水近くのT出版社の会議室が会場。お茶の水に着くと会合まで1時間と少しくらいの余裕があったので、食事、古本屋めぐり、丸善での書籍購入などをして、喫茶店で少し時間をつぶす。途中、丸善前で、同じ会合に出る大阪O大のIさんと出会う。
会合での討議の内容は略する。大体の方向性が出たから良しとしよう。この日、本来は討議するはずの各自の報告内容は、司会をされたIさんやNさんの腹づもりにはなかったようで、拍子抜けする。北海道から出てきても、交通費も何も出ない会合だが、重要と考えて朝4時まで準備をして、そのまま眠らずに来た僕にとってはいささかである。
夕刻、帰札前に、TH大のISさん、NG大のIJさんとお茶の水のビアバーでこの間の韓国調査や、研究、組合運動のあれこれを話す。ま、こういう情報のやりとりがあったので、多少は救われた。
帰路のモノレール車内。写真では写っていないが、疲れ切った乗客たちが大半だ。僕もその一人だ。
東京ではコートは不要だったが、札幌に戻ると冷気が身にしみる。
11月1日 (日)
この日から、家人は3日間関西方面へ出かける。彼女の長女の大学生活や織りや染め関係、それに友人との会合、奈良の正倉院展などに行くのだという。犬の朝夕の散歩、食事づくり、洗濯、家事などは、当方の責任だ。この日は、一日、科研の申請内容作成、締め切りの過ぎた原稿の作業の継続、組合関係の資料の学習、部屋の整理などで過ごす。
11月2日(月)
冷えてくる。時に雪が舞う。外に出していた犬の水トレイが日中に凍った。夕刻、執行委員会。団交の内容の確認等だ。この日行くはずの歯医者を失念する。夜、たまっている仕事が続き、明け方眠るが、眠れない。
11月3日(火)
文化の日。新聞の天気予報では雪マーク。しかし、舞う程度で大したことはない。ただし、コートが必要となってきた。文化の日と言うが、この日は何もそれらしきことはしなかったな。夜、時間の合間に、石田衣良の小説を斜め読みする。若者の気分と存在をこの作家は、良質の感受性で切り取ってくれる。
11月4日(水)
午前は、院ゼミ。午後から夜にかけて最終的な科研申請書類作成作業。これは、家に戻っても明け方まで続く。
11月5日(木)
パニック事件発生!
朝方早い時間の散歩で、帰宅中に、犬の首輪につけていたリードのジョイント金具がどういう訳か外れる。シローは最初キョトンとするが、ひとときの自由の身と知るや、元来た道をN公園に向かって駆けていく。僕は、パニックだ。誰かの犬とのトラブルが生じたらとか・・・。悪夢を想像してしまう。ともかく必死に追うが、犬が速い。からかうように(多分遊びのつもりだ)時々立ち止まって、こちらをうかがう。追いつくと逃げる。これの繰り返し。ようやく、他の犬をつれた方がおだやかに対応してくださって、その方のまわりをシッポを振りながら嬉しそうにゆっくり周回するシローをつかまえる。事故も起きず、一安心。帰りは、ゆっくりシローの気の向くままに、安心させて戻る。彼ものどが渇いたのか、この季節は普通入らないのだが、KK川の疎水に途中ジャブジャブ入っていきおいしそうに水を飲んでいる。リードロープは買い換えることにする。
一騒動があった後、大学に出向き、午前は修論指導ゼミ、昼には組合のビラまき。午後、科研申請書類の最終確認作業を続ける。
3時からは、組合と当局の団交が途中入り、参加。この日は、人事院勧告に準拠した賃金引き下げの不利益変更に関する二回目の交渉だ。詳しくは書かないが、我々のデータと正論を踏まえた論理的な追求に、当局が答弁不能となり、動揺が伺える交渉だった。これを多くの方に知らせる必要があろう。しかし、他方では、当局は、時間切れをねらい、一方では、人件費と関係のない代償措置を天秤にかけてくるのが透けてみえてくる。多分に、上からの指示通りの対応であり、自らの良心や誠実さを見せようともしない。(個人的には違うことも考えているのかも知れないが)
それにしても、交渉相手である組合に対して説得力のないことを承知の上で同じ事を繰り返して説明するだけの姿勢だ。自分のコトバをもたないのが官僚なのだろうか。思考停止・判断停止・無責任主義の官僚制統治システムとはこういうことを言うのだろうかと、妙に納得することもある。これはある意味で、生きた政治学の学習だ。無論、理は我らにあるのだ。
団交後、研究室に戻り、最後の科研費申請の電子入力を行う。完了してほっとする。この日の非常勤の出講は休講にしていただいた。
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