今週も、あっという間の時間の経緯。怠けている訳ではないのに、肝心の研究的成果は、あまり進まない。まことに、多くの日々の案件に追われる時間で埋め尽くされる。効率性?集中性?段取り?我が脳内回転力と演算処理能力の問題?そして、恐らくは、そのような問題でもないのか。・・・
例によって備忘録。(以下一回書いたが、時間経過の長さか、一時保存してなかったせいか、途中で消えてしまった。ああ!またもや・・それで記憶を頼りに同じことをまた書き継いだ。やや、ゆとりのない心情吐露ゴメンなさい。)
11月30日(月)
昨夜遅く、教育法法律関連の解説本の担当項目書き上げ送稿。明日には届くであろう。それもあって眠いが、この日は、犬の散歩、食事準備、片付け、ゴミ出し等の当番。午前に、新政権の行政刷新会議の事業仕分けの問題点を洗い出した組合の抗議声明文をおおよそ書き上げる。午後は、研究・教育関連の諸雑務がラッシュしてくる。夕刻、長い時間をかけた組合執行委員会。
12月1日(火)
午前に、昨日残した事業仕分け批判の声明文を書き上げ、推敲する。その途中に、9時49分付けで、一片のメールが送られてくる。団交を引き延ばしながら、給与改定と就業規則改定の事前通知だ。正常な労使関係協議を行おうとせず、一枚のメールで済ませようとするのだ。労働契約法の法令遵守義務違反、不当労働行為というべき対応である。何という神経であろうか。組合関連の当局対応の不誠実案件がさらに追加されたことになる。ここに詳しく書くのも-保存前に、一度詳細に書いたが、それも消えてしまったので、-アホらしくなってやめる。この日の当局の対応など、不誠実さが露骨だ。こういうことで時間を奪われていくことや神経を逆なでされていくことにゲンナリする。めげてはいけない。しかし、これも彼らの組合対策戦術であり、ねらいなのだろうか。昨日の行政刷新会議の事業仕分け抗議声明と、この日に書いた抗議文(僕が原案書きでいくらかは集団討議で修正)の2つは、下記のurlを参照されたい。http://ha4.seikyou.ne.jp/home/kumiai/
午後、諸雑務。夕刻は、教職関連の授業。この日は、ゲスト講師のSさん。前後の解説、質疑の進行を行う。研究室に戻る途中、Sさんと講義の内容、その他いくつかのことについて打ち合わせ。その後、博論予備審査委員会の審査結果概要を約束していたTさんに説明。明日、資料を使ってもう一度、行うことになった。帰宅前に、団交に関する抗議声明を書き始めるが、終わらない。遅く家に戻る。入浴後、いくつかの仕事にかかるが、気力、体力も限界。
12月2日(水)
午前は、大学院ゼミ。英国高等教育関係の原語文献講読。この日は、90年代後半の政策分析の箇所。報告者の訳文検討、内容分析、質疑があって、時間をやや過ぎて終了。
午後は、昨日残した博論予備審査委員会審議内容と修正点を、Tさんに資料を用いて説明。了承いただき、次回の修正版の時期を相談した。その後は、細かな、校務や組合の諸案件処理に追われる。18時から、家人が出ると言っていた集いには、結局仕事が終わらず、参加できなかった。帰宅後、家人から、文化的刺激を受け、内容が充実していたと聞く。「先住民族の語りと文学-ル・クレジオさんを迎えて-」というタイトルの集いである。この日の司会は、小野友五さん。メインスピーカーは、ル・クレジオさん(2008年ノーベル文学賞受賞、フランス人で現在米国在住)。それにゲストで池澤夏樹さん、津島佑子さん、ホロケウカムイの語りは結城幸司さんだったという。豪華キャストというべきか。池澤さんは、病状もあり、フランスを離れて今は札幌暮らしと聞いた。ああ、聴きに、行きたかったなあ。
知る人ぞ知る『アイヌ神謡集』を遺し、19歳で夭逝した知里幸恵氏の記念館建設計画が進んでいる。募金を集めているところだ。
なお、ル・クレジオ氏がアイヌの口承文芸を知るきっかけとなったのは、津島佑子さんとの出会いだという。(クレジオ氏がメキシコでの国際会議での津島さんの報告を聞いたことから)その詳しい経緯は、津島佑子と申京淑の往復書簡を収めた『山のある家、井戸のある家』(集英社、2007)という書物に書かれている。この本は、家人に教えられてのことだ。この小さな書物は、日本と韓国のすぐれた知性の往復書簡(対話)が静謐な文章からにじんできて心が落ち着く。思索的にものごとを意識させる不思議な本だ。
12月3日(木)
この日は、朝から夜まで、演習2つ、講義・演習が1つ。その合間に、多様な相談業務、書類作成、等々。まったく余裕なく、時間が過ぎた。そして、一日中寒いと思ったら、真冬日だった。
12月4日(金)
大学当局は、第三回団交以降、この間あの手この手で、1ヶ月も団交に応ずることをはぐらかしてきたが、この日になって、書記長に突然連絡してきて、先回一方的に席を立って出て行った日の協議でもって団交は終了と通告してきた。このような度重なる不誠実及び法令違反と無視の態度に対して、怒りをもって組合は正当な法的対応の検討準備に入ることになるだろう。次週は、その動きが本格化することになる。
午後から年内最後の教授会、その後、夕刻から、時期的に早いが、親睦会での懇親会(望・忘年会)。会場は、近くのASホテル。スピーチや余興などがあり、楽しく過ごして散会。その後、有志で近くの居酒屋へ行き、二次会。日頃余り話す機会のない同僚とこの日は率直に意見交換。こういうことも良い機会だ。いささか酩酊して帰宅。
12月5日(土)
この日が、東京での日帰りの会議と思いこんでいて、時間に合わせて、地下鉄/JRと乗り継ぎ、空港へ行く。カウンターのチケット発行手続きで、アレおかしい!何と、同じ時間で明日のチケット予約だ。急いで、予定チェックすると確かに明日、日曜の会議だ。Alas!何とマヌケか。思いこみは恐ろしい。ただし、予定の失念ではなく、前日に出かけただけのことだ。チケットは有効であったのはまだしも救い。明日出直しだ。空港で昼食をとったが、昼ご飯を食べに空港に行ったようなもので、トホホ 非文化的なことはなはだしい。
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