先週は、余裕のない日々だった。
2月15日 午後には、博論申請論文に対する審査委員会。終了後、修正点を当該者に伝え、公開発表に向けての準備を整えてもらう。その後、土日の作業で終えた、通常試験のレポート採点の成績評価の電子入力作業を何とか終える。
息つく暇もなく、夕刻には執行委員会、10日に行った非正規職員の雇止をやめさせ雇用継続を求める団交の執行部での総括を行う。また、その他議題が多い。非正規雇用問題は、時期的に2月半ばを迎え、厳しい局面だ。有期契約雇用について就業規則を盾にして雇い止めを非情に宣告する事務的伝達仕事に徹した「役人」には、人間的な声は届かない。はじめから聴く耳をもたない、そして自分の言葉をもたない「人間」にヒューマニステイックな単なる抗議は殆ど意味をなさない。法的正統性と論理的かつ人間的な説得力をもった交渉は、いかに可能なのだろうか?ここは、相手の不備と瑕疵をついていくプロフェッショナルな力量が必要になってくるのだろうか?
2月16日
大学院入試(博士後期課程)が始まる。この日は、外国語などの試験。僕は、応募者の研究計画や論文を読み込む二度目の作業、その他雑務仕事が多い。
2月17日
大学院入試。朝早くに集合し、午前に面接を行う。午後には判定会議。夕刻は、翌日の科研の研究会への準備を行う。その上で、グループメンバーに集まってもらい討議を行う。
2月18日
午前は、期限のある電子入力作業を行う。
午後からは、夜まで科研費研究会。昨年行った韓国ホンソン地域のプルム学校他の調査について、研究論考をもとに、東京のNT大のメンバーも参集し、多角的な討議を行う。
2月19日(金)
午前は、昨日からの継続の科研費研究会。今後の調査計画を話し合う。
午後雑務をこなし、教授会に参加。議題、報告事項など案件多し。終了後、情報データベースの入力作業を行うが、終わらず帰宅。
p.s.
組合の2月10日の団交のその後であるが、この日19日に行われた当該部局での雇用延長の最終的な確認交渉は、団交ではないとして、組合側には当事者と当該部局構成員のみの出席制限で行われた。結果はゼロ回答であった。
この日の夕刻に発信された当事者のAさんのメッセージは、ご本人のこれまでの働きへの真摯なお気持ちが述懐され、当局がそうした本人の能力、意欲、これまでの仕事への気持ち、業績を何ら考慮することなく、就業規則のみに拘泥し、目の前にいる人の人間性を冒涜する対応への静かな憤りがにじみでている内容であった。結果的には意思がかなわなかったことから、今後の行き方を模索すること、これまでこの問題に寄り添い共に闘った組合執行部への謝辞から成るものであった。僕は、Aさんのお気持ちへの深い共感と、この問題での突破口を開けなかったことに組合の現状の非力さも意識せざるを得ないものであった。
2月20日(土)
いくつかの仕事を終日行う。静かな日だ。
途中、S市の「子ども未来プラン」案への「こどけん」(S市子どもの権利条例市民会議)からのパブコメについての提出についての最終的つめを事務局のAさんやSさんと行う。
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